株式会社神鋼エンジニアリング&メンテナンス

概要

近年、低位排熱(100℃前後の熱水、場合により プロセス蒸気)の有効利用による、ランキンサイクル等の中間熱媒体による エネルギー回収発電プラントである低位排熱利用発電プラント が注目されています。
地熱発電における、いわゆるバイナリサイクル発電と同じ技術であり、20年以上前から 実施例のある技術ですが、投資額が大きく、熱源が 120~90℃×15~20MW程度の、できれば連続熱源が良い、という点から どちらかと言えば敬遠されていました。 最近の環境意識の高まり、省エネルギー貢献の観点から再度、注目されています。
神鋼EN&M プラント事業部では、エネルギー有効利用設備として、これら排熱利用発電システムの プロセスシステム設計・FS検討を行うと共に、プラント建設・試運転助勢までの一貫対応が可能です。

設計例

低位排熱利用 発電プラントの設計例

ランキン基本サイクルプロセスにて、発電2000kW級(年間平均1500kW)の 設備として、従来型の熱交ベースで設計した例を次に示す。

熱水排熱の場合
高温熱源 熱水排熱 90→70℃×1000t/h=23.3MW
低温熱源 海水(冬期) 10→15.5℃×3500t/h=21.3MW 冬期発電 2000kW
海水(夏期) 30→35.7℃×3500t/h=22.2MW 夏期発電 1100kW
規模想定 冷媒蒸発器 H-BKU 1350/2000ID×6000STL×2基並列
媒凝縮器 H-BXM 2300ID×5000L×2基並列
設置エリア 20m×15m (周囲道路を含めると 30m×25m)
蒸気排熱の場合
高温熱源 蒸気排熱 120→110℃× 25t/h=15.6MW
低温熱源 冷却水(冬期) 10→15.5℃×2200t/h=13.9MW  冬期発電 1700kW
冷却水(夏期) 30→35.6℃×2200t/h=14.3MW  夏期発電 1300kW
規模想定 冷媒蒸発器 V-BEM  1300ID×12000L×1基
冷媒凝縮器 H-BXM 2300ID×5000L×1基
設置エリア 15m×10m (周囲道路を含めると 25m×20m)